こんにちは。
占いと心理のスクール、セラスの講師であり、心理カウンセラー、占い師、スピリチュアル・カウンセラーのミスカトニックです。
さて、早速始めていきましょう!
クライエントは悩みを抱えて私たちのところへやってくるのですが、その悩みの解決においては、クライエントの精神的・心理的な安定は必要不可欠です。
なぜなら、クライエントの精神的・心理的安定は、状況の維持と改善の基盤となるからです。
少なくとも、占い師としてクライエントと向き合う場合、まず考えるべきは「これ以上、状況を悪化させない」という事なんですね。
そのため、クライエントの精神的・心理的な面に対する配慮は必要不可欠です。
クライエントの状況悪化の要因は、クライエント側にある場合と、そうでない外的要因によるものとの2つに大別されます。
外的要因とは、クライエント側でコントロールできない要因を意味します。
恋愛ならば相手の事ですし、仕事では仕事上のトラブルとなるでしょう。
この外的要因は、直接的にはクライエントはコントロールできません。
しかし、クライエントの精神的・心理的な安定があれば、ある程度その衝撃は吸収されますし、善後策も立てやすくなります。
一方、内的要因とは、クライエントがコントロールできるものを意味します。
狭義ではクライエントの言動という事にもなりますし、広義では今までのクライエントの言動の蓄積となります。
クライエントは意外と、無意識のうちの言動によって問題を大きくしてしまう、あるいは今までの言動の蓄積によって一気に問題が拡大化するという事が良くあります。
そのため、外的・内的要因に対するクライエントの精神的・心理的な安定は必要不可欠です。
では、占い師はどのようにしてクライエントの精神的・心理的要因を確保するかと言えば、方法は3つあります。
まず、外的要因に関して、発生が予想される問題とその対応策をあらかじめ決めておく、というものです。
つまり、リスクヘッジですね。
占いは単に未来を見るだけのものではありません。
いや、むしろ未来を見る事ができるからこそ、未来に潜むリスクを検討し対策を講じる事が必要なのです。
次に、内的要因の問題軽減のために、クライエント側にあるリスクを検討し対策を練る、という事です。
これは命占なら性格を占う事によってクライエントの欠点が浮かび上がってくるでしょうし、卜占でもカードからクライエントのリスクを推し量る事は出来ます。
多くのクライエントは、無意識のうちにミスを重ねている…という事が良くあります。その問題軽減のために、クライエント側の問題も外的要因と合わせて検討する事が大切です。
最後に、クライエントの精神的・心理的安定ですが、これは心理療法を応用するのがベストです。
ただ、心理療法の技法をご存じない方も多いかと思います。
心理療法の技法を持っていなくても、傾聴をおこなうだけでクライエントの精神的・心理的な負担は軽減されます。
ぜひ、この点を意識してくださいね。
ではでは~
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