皆さん、こんばんは。
セラススクール学長 ミスカトニックです。
まず、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願いいたしいます。
さて、早速本題に入りましょう。
昨日、私のInstagramで次のようなコンテンツをアップしました。
…うぉっ、画像が大きい!
この意味について、もう少し掘り下げたいと思います。
私たちは、クライエントの悩み事や問題を解決するというのが活動の中核です。
そして、その活動を行う上で、どう考えてもクライエントの選択がクライエントにとって不幸になってしまう可能性が高い、というケースもあります。
また、そこまで深刻でなくてもクライエントが悩み事や問題から抜け出すために、クライエントの方向性を変えたいという思いを抱くことがあります。
これは、私たちの活動を考えるとどうしても生まれてくるものです。
ただ、当然のことですが、私たちにクライエントの生き方に対して影響力を使うことはできますが、強制することはできません。
また、クライエントには「自己決定権」がありますので、クライエントの生き方に対して基本的に私たちはコメントする立場にはありません。
ここで、私たちの活動にあるジレンマが生じます。
クライエントが自分自身の悩み事や問題から抜け出すには、生き方や方向性を変える必要がある(と思われる)。
でも、クライエントは変わろうとしない。
ここで大切になってくるのは、私たちもそうですが、「こうなりたい!」と思う事を変えるのは困難であるという事です。
そして、「こうなりたい!」と思う方向性自体が、クライエントの生き方でもあるという事です。
例えば、私は10代から20代前半にかけて、ミュージシャンになりたいという希望を持っていました。
しかし、その活動は決して順調ではなく、ずっと悩んでいました。
その時、もしも私が占い師に相談したら、占い師は別の道を行った方がいいというかもしれません。
しかし、ミュージシャンを目指すというのは、その当時の私の生き方でもありました。
そのため、何を言われても到底別の方向に言った方がいいという助言に耳を貸すことはなかったでしょう。
この例からも言えることですが、「その悩みを抱えている事、そのものも含めてクライエントの生き方である」という事です。
その観点から考えると、私たちはクライエントの自己決定権、つまり生き方を最大限に尊重する必要があります。
クライエントの決断がリスクを伴うものであるという事も含めて理解したうえで、なおその生き方を変えることを望んでいないのであるならば、私たちはそれを最大限に尊重する必要があります。
そして、その生き方を尊重しつつ、クライエントの困りごとやストレスを改善していく努力が求められます。
生き方を尊重しつつ、なおクライエントの利益のために最大限できることを行う。
この姿勢が占い師には求められると私は考えます。
では、また次回の更新でお会いしましょう。
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