皆さん、こんにちは。
セラススクール学長 ミスカトニックです。
さて、今日はネガティブ感情と占いの関係についてみていきましょう。
自分自身のネガティブ感情を解決したいという動機で鑑定を受けるクライエントは珍しくありません。
というのは、「悩みを持っている」という状況は必然的にネガティブ感情を生み出すからです。
しかし、占い師は心理カウンセラーではありませんので、ネガティブ感情の解消あるいは緩和のために鑑定を受けるというのは、占いの本来の目的とは異なるという事も言えるでしょう。
ただ、ネガティブ感情の解消あるいは軽減を求めて鑑定を受けるクライエントは少なくないため、ここで占い師は何かしらの対応を求められることになります。
占いとは、ざっくりと言うと将来を予測したり、当事者がいま置かれている状況等を知ることが出来るという意味では、非常に有効なツールです。
そのため、未来やいまを占いを通して客観的に理解し、その中でクライエントが自分自身のいまの立ち位置、そして未来をどのようにすればよいのかを知ることが出来ます。
その「いまの立ち位置が分かる」「未来に対してどのようにすればよいか分かる」というだけでも、気持ちが晴れる、ネガティブ感情が緩和されるという事も多々あります。
そうした意味で、占いには「占いそのもがクライエントを癒すことが出来る」という効果もあるのです。
ただ、占いそのものでもどうにもできないネガティブ感情というのは存在します。
そうした場合、私たち占い師はクライエントに対して「メンタル面のケア」という視点を持つことが求められます。
この「メンタル面のケア」というのは心理カウンセリング、心理療法の分野になってきます。
そうした場合、ある程度心理的なケアの知識があるに越したことはありません。
実際に心理療法の必要性を感じておられる占い師さんは、実は少なくありません。
私が公認心理師という心理カウンセラーの国家資格を持ち、精神医療分野で20年以上、疾患・障害レベルの方々を心理臨床として支援を行ってきました。
そのノウハウを占いに上手く応用するという、占い師さん向け心理療法のセミナーを行うことがあるのですが、毎回満席になるんですね。
そして、受講して下さった占い師さんからは、「実践でやってみたらすごく効果があった!」という反響を頂いております。
そのため、占い師さんが心理カウンセリング、心理療法を学ぶ意義はあります。
ただ、だからと言って心理カウンセリングや心理療法を「必ず習得しなければならない」というわけではありません。
もちろん、学ぶに越したことはありませんが、それよりも「クライエントの『今の感情』を察し、そして理解的・共感的に接する」というだけでもクライエントのネガティブ感情のケアにはつながります。
占いには、クライエントを癒すという効果があります。
そして、理解的・共感的に接するという事で、さらにクライエントを癒すことが出来るようになります。
心理カウンセリング、心理療法を学ぶかどうかは各占い師さんの好みや必要性によって変わってくると思いますが、ぜひ占いを有効活用して、かつ理解的・共感的に接してくださいね。
ではでは!
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