皆さん、こんにちは。
セラススクールで講師を務める、ミスカトニックです。
さて、今日はプロ占い師として、まず重要になってくるポイントを解説します
私は占い師のコンサルタントをしているので、多数の占い師さんの実際の鑑定の現場を見る事が多々あります。
そして、その中では、残念ながらいまいち活躍しきれていない占い師さんもいれば、行列ができる占い師さんもいいます。
そこから、活躍している占い師さんに共通する、あるポイントが見えてきます。
それは…
プロとして活躍している占い師さんは、リレーション(心の繋がり)を作るのが上手
…というものです。
リレーションとは、心の繋がりや関係を意味しています。
これはいわゆる「ラポール」ではないの?という見方もできるでしょう。
ラポールとリレーションの違いとは、「クライエントの心が自然とオープンになっている関係」という事が言えるでしょう。
ラポールが信頼関係を意味しているのであれば、リレーションはその一歩先の関係となります。
上手に行っている鑑定やセッションは、クライエントの心がオープンになり、自分自身の心の内を話しながら、同時にクライエントが自分自身の心の訴えに耳を傾けている状態と言えます。
普段、私たちは自分が何を考えているのかという事を意識していません。
多くの場合、それは質問されて初めて意識されるものなんですね。
皆さんも経験ありませんか?
自分の話しをしていて、初めて「あぁ、私はこういう事を考えていたんだな」と思う事を。
それが実現されるのが、リレーションがある中での鑑定やセッションなんですね。
占いで重要視されるのは、まずは問題の解決です。
そもそも、クライエントはカウンセリングを受けに占い師の所に来るわけではありません。
ですので、クライエントの悩みを解決するためのヒントやノウハウを伝える事がまずは求められます。
しかし一方で、占いの現場では、クライエントが「気づく」事も重要になってきます。
先述しましたように、クライエントは自分が悩んでいる事は十分承知しているのですが、そこにどんな思いがあるのかは意識されていません。
・私は彼にフラれて悔しいんだな…
・私は寂しいから、相手に対して執着しているんだな…
・もしかしたら、相手を失うのが怖いという気持ちがあるんだ…
こうした気づきを得ることによって、クライエントはより自分らしさを取り戻していくのです。
では、なぜ自分の感情を知る事で、自分らしくなる事が出来るのでしょうか?
自分の感情に触れて、気づくことが事が、なぜ自分自身に近づく事になるのでしょうか?
自分の心の声がまだ潜在意識にある状態であれば、そこには何かもやもやしたものや、違和感を感じるような状態になります。
これは言わば、自分自身と潜在意識とが分離している状態なんですね。
しかし、自分の心の内をオープンにする事で、自分が何を考えていたのかを顕在意識で理解する事が出来るようになります。
このとき、クライエントは自分の心の内を初めて意識できるようになります。
そうする事で、潜在意識にあるもやもやや違和感が消え、より自分らしい状態になる事が出来るんですね。
これは言わば、クライエントが潜在意識ある思いも含めて自己受容できるようになった証拠なんです。
これは皆さんも経験があると思います。
自分の胸の内を誰かに吐露したときに、スッキリとした、胸がすくわれたような気持になる事が。
これが、自分を取り戻すことが出来た状態です。
つまり、占い師とクライエントとの関係において心がオープンになる事で、クライエントはより自分自身を受容できるようになります。
その自己受容こそが、クライエントが自分自身になる事の出来る第一歩となるのです。
ですので、実際の鑑定やセッションにおいては、クライエントの胸の内に秘められている感情や思いに意識を向けてみてください。
そうする事で、より鑑定やセッションが深いものとなるでしょう。
ではでは!
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