さて、今週のブログは、占い師「あるある」話である、「友達以上恋人未満の関係の相談」についてお伝えします。
参考にしていただけると幸いです。
とかくデータ魔なのが私の性格なのですが、その鑑定データの中には、相談内容に関するものがあります。
細かいデータはくどくどしいのでお伝えしませんが、とにかく多いのが「中途半端な関係」
つまり、男女の関係ではあるんだけど、男性側が女性を彼女として認めていない、というものですね。
このテーマは本当に多いのですが、なぜこのような事態になるのでしょうか?
これには様々な要因があるのですが…
①女性が功を焦ってしまい関係を持ってしまう
②彼女のつもりだったけど、実はそうではなかった
③成り行き上、そういう関係になったが、その後の発展がない
というのが、大まかな原因として挙げられます(もちろん、ほかにもありますよ)
男女の関係を持ってしまうことについての是非は置いておきます
しかし、その後の関係が発展しないのは女性にとっては苦しいものがあります。
ただ、問題はこうした関係が成立してしまうことではなく、その後の発展がないことが問題だと考えるべきでしょう。
つまり、男女が関係を持つ以上、ある程度の勢いやタイミングも、時に重要だったりします。
また、男女の関係が成り行き上でも、その後きちんと恋愛関係に至っているケースも決して珍しくありません。
しかし、このようにうまくいく関係がある一方、そうでない関係が現に存在します。
この違いを観察してみると、ある悪循環が見えてきます。
つまり…
(1)関係を持つ
↓
(2-1)女性側の遠慮から、この関係についての真意を相手に問うことができない
(2-2)または、相手に真意を尋ねたら友達以上恋人未満と言われた(言われそう)
↓
(3)彼氏彼女の関係に拘ることで、この関係を失うリスクは避けたい
↓
(4)可能な限り男性側に合わせる行動の継続
↓
(5)関係の継続
という循環ですね。
では、このネガティブループを解消する方法はないのでしょうか?
こうした場合、ある程度関係が成熟して来たら自然と結婚へと至るケースも多々あります。
ゆえに、「正式な」彼氏彼女という関係に過度にこだわらない、という作戦も実は有効です。
特に相手側あるいは双方に何かしらのライフイベントがあった際に一気に関係が進むことも多いのが実情です。
鑑定の実務で言えば、こうした作戦が功を奏することが多いため、実際にこうした戦略でクライエントとの鑑定を進めることも珍しくありません。
しかし、こうした作戦が功を奏さないケースもあります。
それは、女性側が男性側から見て、あまりに「安く」映ってしまっているケースです。
「彼の癒しになりたいんです」という言葉と共に、相手に尽くし続ける女性は珍しくありません。
それそのものは否定しませんが、尽くすことと恋愛が成就することは一応分けて考えるべきです。
というのは、与えた者は、その与えたことを意識します。
しかし、与えられた者は、その与えられたことをあまり意識しない傾向があるからです。
とはいえ、白黒はっきりつける、という行動をとってリスクを増やすことも避けるべきです。
長くなりますが詳細は別の機会で触れますが、結局その行動がケンカに発展しても、元の関係に戻ってしまうことも多いからです。
ではどうすれば「安く」映っているという状況を挽回できるのかというと、2つのアプローチを併用します
つまり…
「相手にとって安全な存在となる」
「相手から見た存在価値を高める」
というものです。
まず前者を解説しましょう
実は、中途半端な関係というのは、男性にとってもリスクがあります。
正式な関係を迫られる可能性だってあるわけですし、相手が感情的になってしまうことだってありますよね
しかし同時に現在有している利益(中途半端な関係)は失いたくありません。
そのため、男性側は意識的・無意識的に女性側の価値を下げる言動をとる傾向が強くなります。
こうした関係で男性側が傲慢に振る舞うのは、女性側のそうした「攻撃」を無力化しようとする隠れた意図があるのです。
ゆえに、ここで争っても実益が少ないので、当面の間は正式な関係云々の問題はひとまず棚上げにしておきます
とはいえ、それだけだと中途半端な関係が固定化されるので別の要素を加える必要があります。
それは、男性側から見たその女性が尊重に値する価値を有していると思わせる、ということです。
分かりやすい例で言えば、例えば男性が仕事でミスをして落ち込んでいるとしましょう。
この時に男性を慰めるのも1つの方法です。
しかし、それに加えて「あなたなら大丈夫!絶対に挽回できるよ!」と励ますことで男性の気分をポジティブにするのも効果があります。
次に後者です
交流会などでの活動や交友関係を頑張ることで、ちょっと堅い表現ですが「社会的に価値がある」と思わせるのも有効な方法です。
前者のアプローチは「男性側のポジティブな感情を形成できる」という意味で女性の価値が高まります
感情的にプラスになる関係の方が高く評価されますので、相手の感情をいかにアップさせるか、というのは作戦として重要です。
後者のアプローチは結婚後の関係がイメージしやすくなります
男性は多分に社会性を重視しますので、「人に自慢できる奥さん」というのはアドバンテージが高いからです。
ただ、いずれのアプローチも最初に行うことは「その女性の自尊心をいかに高めるか」にあると考えてください。
占い師としてその女性の自己価値や自己評価を高め、適度な自尊心を持てるようにアシストするのは、こうした点において大切になってきます
ただ、1つだけ注意してほしいことがあります。
それは、絶対に男性にコンプレックスを抱かせないことです。
いわゆる、「自分磨き」を頑張った結果、男性が女性に比較して「自分は劣っている」と判断した場合、その男性はいとも簡単に委縮します。
委縮した男性は別のところでそれを補おうとするので、傲慢さに拍車がかかってしまう可能性も高くなります。
男性のコンプレックスを上手に迂回しながら、同時に女性側の価値を高める
このアプローチを参考にしてみてください