こんにちは。
占いと心理のスクール、セラスの講師であり、心理カウンセラー、占い師、スピリチュアル・カウンセラーのミスカトニックです。
さて、早速始めていきましょう!
( ✧Д✧) キラーン
さて、今日解説するカードは、The high priestess(女祭司)。
意外と、このカードを苦手とする方って多いんですよね。
確かに、教皇と重なる部分もあるように解釈できるので、違いをどう考えるか、という点で戸惑う方も多いようです。
でも、象徴を読み解けば、そう難しいものではありません。
まず目に入るのは、女祭司の両隣にある柱ですよね。
これはボアズとギヤンの柱と言って、古代ユダヤのソロモン王が建てた神殿の柱を表しています。
しかし、これは単なる柱ではなく、神の峻厳さと恩寵を表しています。
また、この柱は精神世界への入り口も表しており、そこに神秘性が宿っています。
次に女祭司そのものですが、彼女はエジプト神話のイシスをモチーフにしています。
イシスは夫であるオシリスが殺されたとき、遺体を集めて蘇らせたという逸話が残っています。
このことからも分かるように、イシスは強力な魔力を持っており、魔女の原型ともされています。
また、イシスは献身的な妻や母と言う意味合いもあり、本来的には優しさあふれる存在です。
これらの点を総合すると、The high priestessは強力な魔力が背景にある事が分かります。
そして、彼女が手にしている書物はトーラー。
これはユダヤ教の律法を意味します。
では、その魔力を持った彼女は何をみているのでしょうか?
それは、峻厳さと恩寵を背景に、善悪を見通すチカラ。
そして、必要とあれば自身の魔力を用いる用意がある事を意味しています。
ここまでわかると、The high priestessの解釈も容易になりますよね。
ぜひ、活用してくださいね。
ではでは!
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