皆さん、こんにちは。
ミスカトニックです。
今日は、占いがクライエントのカウンセリングやセラピーにもなる、というお話をしたいと思います。
優れた鑑定、優れた占い師というのは、カウンセリング的でありセラピー的でもあります。
では、なぜこうなるのでしょうか?
クライエントは自ら抱えている悩みや問題によって、必然的にこころが傷ついた状態になっています。
その結果、クライエントは「悩みや問題から生じる不安」と「それによって傷ついたこころ」という2つの痛手を負いながら日々の生活を送ることになります。
そして、さらに問題なのは、その2つの痛手は悪循環を生じさせ、その悪循環によってクライエントの願いや希望が叶いにくくなる、という結果に結びつきます。
ただ、占いの現場において「こころの傷」というのは、意外と見落とされがちになる傾向があります。
というのは、どうしても占い師やクライエントは「悩みや問題の解決」に焦点を当てがちになるため、「こころの傷」を見落としてしまうからなんですね。
そのため、「こころの傷」に対する想像力というのが、鑑定では求められます。
「占い+セラピー」についてはセラススクールの颯羽先生が専門とされておられるのですが、颯羽先生が占いにセラピーを導入する背景には、そうしたクライエントの状況についての問題意識があるのでしょう。
「占いセラピー」については颯羽先生がいつかブログで解説してくださると思うので、詳細はその記事にお譲りしますが、私が常々感じていることがあります。
私はスピリチュアル関連のコンサルタントでもあります。
そして、コンサルタントの一環として、一線で活躍する占い師の鑑定を見る機会が多々あります。
その時感じるのは…
優れた占い師は、優れたセラピストでもある
ということです。
意識的にせよ無意識的にせよ、優れた占い師さんはクライエントのこころの傷から生じる痛みについても配慮されています。
その配慮は、クライエントに対する受容的かつ共感的な姿勢から必然的に導かれてくるものだといえるでしょう。
これは、クライエントに対して受容的かつ共感的であるならば、必然的にクライエントのこころの傷から生じる痛みも見えてくるので、そうした痛みに対する配慮も自然と生まれてくる、ということを意味しています。
これは、意識的に「占いにセラピーを導入しよう」ということよりも、「占いをしていると必然的にクライエントのこころの傷の痛みをケアする必要性を感じる、だからケアする」ということでもあります。
優れた占い師の条件は、占いの技術が優れているというのは当然です。
しかし、それに加えてクライエントのこころの傷の痛みに対する想像力が求められます。
なぜなら、それができないとクライエントの問題は解決が困難だからです。
そのため、セラピーの技術を持つことは無駄ではありませんし、また持っている方が効果的な鑑定ができるといえます。
ただ、まずは前提条件として「クライエントに対して受容的かつ共感的になる」ということを意識することが大切です。
ぜひ、この点を意識してみてくださいね。
ではでは~!
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