改めて考えたい、「寄り添う」ということ

皆さん、こんばんは。

セラススクール学長 ミスカトニックです。

さて、今日は「寄り添う」をテーマに占いというものを少し考えてみたいと思います。

さて、皆さんは占いを通して何を実現したいですか?

クライエントを元気にする、背中を押してあげる、寄り添う…

様々あると思います。

私はオーディションを担当することが仕事柄多いのですが、オーディションに応募された方の中に…

クライエントに寄り添いたい

とおっしゃる方も大勢おられます。

占いはクライエントの心を扱うので、「寄り添う姿勢」は確かに重要ですよね。

占いはカウンセリングではありませんから、「寄り添う」ことは占い師にとって必須の条件ではありません。

占いで出た結果を事実としてクライエントに伝える。

これも占い師としての在り方の1つです。

ですから、ここからお話をすることは、唯一絶対の答えと思わないでくださいね。

さて、お話を「寄り添う」に戻しましょう。

占い師としてクライエントに寄り添いたいとして、では具体的に「寄り添う」というのは、どういう事でしょうか?

例えば、こうした事例はどうでしょうか?

クライエントは年齢は36歳の女性としましょう。

その女性は3年前に彼氏と別れて、その際に女性の方から相手に連絡をしてこないでと言って、その場でラインをブロックさせました。

さらに、連絡先もすべて消すように相手に求め、彼はそれに応じてそのクライエントの連絡先もその場で消しました。

しかし、その後クライエントは彼のことが忘れられず、復縁したいという思いを抱き、いまに至っています。

クライエントの願いは結婚する事、そして子供を授かることです。

さらに、クライエントは子供を授かりたいと思っているので、焦りを感じています。

…さて、皆さんはこうしたクライエントにどう寄り添いますか?

この事例を読んだ瞬間、多くの人はこう思われたのではないでしょうか?

・それは自業自得だよ…

・あまりに非現実的すぎる…

・別の人を探した方がいいよ…

・どんなアドバイスをしたらいいのだろう…?

これらは確かに正論です。

しかし、ここからが重要です。

正論は、時にクライエントを傷つけます。

アドバイスも同様で、アドバイスそのものがクライエントを傷つけることもあります。

というのは、正論もアドバイスもクライエントに否定につながることが往々にしてあるからです。

「寄り添う」とは、クライエントの想いをありのまま受け止める、という事です。

クライエントが抱いている想いを、ありのまま受け入れるという事です。

ただ、これは「正しい・間違い」の判断ではありません。

ここも重要です。

私たちはクライエントに生き方に対して「正しい・間違い」と判断できる立場にはありません。

クライエントの願いがどれだけ難しいものであっても、それをそのまま、ありのまま受け止める。

その上で、なお最善の方法を考える。

これが、「寄り添う占い師」の姿です。

では、今日はこの辺で!

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