皆さん、こんばんは。
ミスカトニックです。
さて、今日は「占いの究極的な目的」について考えてみたいと思います。
個人で占いを楽しむためではなく、対価を得てクライエントに鑑定を行うとなれば、「占いを通じて何を実現したいのか?」という視点が重要になってきます。
占いが何を実現できるのか、究極の目的は何か?という問いは、占いの性質が大きなヒントになるでしょう。
占いとは、「未来や運命を知る、クライエントが知る事の出来ない情報を得る」という目的で使用されます。
そして、クライエントは占いから導かれたアドバイスを元に、自身の悩みの解決や願いが叶うように行動をしていきます。
クライエントが求めているものは、悩みの解決や願いが叶う事ですが、その先にあるシアワセをクライエントは求めています。
となると、占いというのは「クライエントがシアワセになる道筋を示す」という事になるでしょう。
これが、占いの究極的な目的となります。
ただ、私たちが考えなければならないのは、「占いの結果をクライエントに押し付けてはならない」というものです。
クライエントは様々な思いや価値観、そして未来への願いを持っています。
しかし、占いの結果は時にクライエントの思いや価値観、未来への願いを否定することもあります。
それに対して、「占いの結果はこう!あなたがシアワセになるためにはこうするべき!」とクライエントに伝えるのであれば、それはクライエントを否定していることに他なりません。
私たち占い師は、独善的であってはならないのです。
そして、時に占いはクライエントを傷つけ否定する危険性があることを、私たちは知っておく必要があります。
占いで出る結果がどのようなものであれ、クライエントの人生の主人公はクライエントであり、占いではありません。
ならば、先述した「クライエントがシアワセになる道筋を示す」という究極的な目的の中に、「クライエントの理解と尊重」が含まれる必要があります。
その点を踏まえて「占いの究極の目的とは?」という問いを考えると、次のようになるでしょう。
クライエントに対する最大限の理解と尊重に基づき、クライエントの最善の選択を、占いを通して検討し、クライエントが決定する」
占いというものは、クライエントを勇気付け、自己肯定感を高め、人生と未来への信頼を取り戻すことができる非常に有用なツールです。
ぜひ、この点を踏まえて日々の鑑定に臨んでくださいね。
ではでは~
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